妊活中の孤独を救った|夫婦でやってよかった5つのこと

妊活

妊活って、どうしてこんなに孤独なんだろう。

妊活中、「私ばかりが頑張っている」と感じてしまう瞬間ってありませんか?

私自身も、妊活を始めたばかりの頃は、生理周期を管理したり、排卵日を調べたりと、ひとりで突っ走って孤独を感じていた気がします。

でもあるときふと、「妊活は夫婦で向き合うものかもしれない」と思ったのがきっかけでした。

この記事では、私たち夫婦が妊活中に実際にやってみて「よかったこと」や、「うまくいかなかったこと」などを正直に綴っています。

これから妊活に向き合っていく方や、今まさに不安を感じている方にとって、少しでもヒントや安心材料になれば嬉しいです。

妊活を一人で抱え込まないためにできること

妊活を始めた当初、私は基礎体温を毎日記録し、排卵検査薬を使い、妊娠しやすい時期を調べてスケジュールを立てていました。

でもそのプロセスを夫に共有することがなかなかできず、「自分ばかりが頑張っている」という思いに押しつぶされそうになることも。

そんなとき、ふと立ち止まって「夫は何を思っているんだろう?」と考えるようになったんです。

もしかしたら、私が必死すぎて、彼の入り込む余地を奪っていたのかもしれない、と。

妊活は夫婦のもの。

そう思い直してから、少しずつ「一緒にできること」を意識するようになりました。

①排卵日カレンダーを共有する

私が最初に始めたのは、スマホのカレンダーアプリで排卵予測日や通院予定を共有することでした。

「この日が排卵日になりそうだから」と、あらかじめ話しておくことで、無言のプレッシャーが減った気がします。

夫も「今日はタイミングの日なんだな」と把握できるようになり、協力しやすくなったようです。

情報を共有することで、「二人三脚」の意識が芽生え、互いに協力する体制が自然と整いました。

②一緒に病院へ行く

タイミング法や検査のために婦人科へ通っていたとき、夫にも一度付き添ってもらいました。

待合室で一緒に過ごしただけでも、「妊活を共有している」という気持ちがぐっと強くなりました。

男性不妊の検査や、治療の選択肢の説明なども、一緒に聞くことで理解が深まったようです。

医師からの説明を2人で聞くことで、後から「こうだったよね」と確認し合えるのも大きなメリットでした。

男性が入れない婦人科の場合は、病院に行くということを共有していました。

夫も、『病院へ行く=卵胞チェックをしてもらいに行く』ということを理解し、もうすぐ排卵日なんだなと感じ取ってくれるようになりました。

③情報収集を「一緒に」する時間を作る

妊活中って、いろいろな情報がネットにあふれていて、どれが本当かわからなくなりますよね。

私はよく深夜に検索魔になってしまっていました。

そこで、一緒に本を読んだり、妊活に関する動画を見たりして「2人で学ぶ」時間を作るようにしたんです。

これが意外とよくて、同じ方向を向けている感覚がありました。

同じ情報を共有することで、「なぜこの方法を試してみたいのか」「どうして次のステップに進むべきなのか」といった判断を、2人で話し合えるようになりました。

④気持ちを言葉で伝え合う大切さ

「排卵日だからタイミングとらなきゃ」って、毎月のように繰り返すうちに、だんだん義務のようになっていってしまいました。

でも、あるとき私がポロっと「しんどい」と漏らしたことをきっかけに、お互いの気持ちをもっと言葉にしていこうと決めました。

「今日はタイミングの日だね」とか、「ありがとう、無理しないでね」とか。

小さな言葉のやり取りが、心の距離を縮めてくれた気がします。

特に妊活がうまくいかず、毎月のリセットを経験する中で、挫折感や焦りといった負の感情が膨らみがちです。

そんなときこそ、率直に気持ちを伝え合うことが大切でした。

⑤お金や期間の話をオープンにする

不妊治療にはお金も時間もかかります。

タイミング法からステップアップするかどうか、どの段階までやるか、費用をどこまで出せるかなど、現実的な話も避けられません。

私たちはあえて、家計簿アプリなどを見ながら「この治療にはこれくらいかかる」「今の貯金ならこのくらいが限度」と、なるべく具体的に話しました。

お金の話は気まずいけれど、だからこそオープンにしておくことで、「2人で決めている」という安心感が生まれたのです。

将来の計画も含めて、治療にどれくらいの期間と費用をかけるのか、ある程度の見通しを立てておくことで、お互いの心の準備もできました。

妊活中に気をつけたこととうまくいかなかったこと

夫婦で協力できるようになるまでには、正直たくさんの失敗もありました。
同じような状況で悩んでいる方の参考になればと思い、恥ずかしいですが具体的にお話しします。

❌ 失敗例①:一方的な情報共有で夫を困らせてしまった

妊活の知識を得るたび、夫に「これ読んで」「この動画見て」と資料を次々と送りつけてしまいました。

ある日夫から「情報が多すぎて何から手をつけていいかわからない」と言われて初めて気づいたんです。

改善策:週に1回「妊活タイム」を設けて、その時だけ情報を共有するようにしました。

❌ 失敗例②:排卵日のプレッシャーをかけすぎた

「今日がタイミングの日だから」と朝から何度も伝えて、夫を緊張させてしまったことがありました。

結果的に、お互いプレッシャーを感じて逆効果に。

改善策:「今日はタイミングの日だけど、無理しなくて大丈夫」という伝え方に変えました。

❌ 失敗例③:検査結果を勝手に解釈して不安になった

血液検査の数値を見て、ネットで調べまくって「これはダメかも」と一人で落ち込んでしまいました。

夫に相談せず、勝手に絶望的な気持ちになっていたんです。

改善策:検査結果は必ず医師に確認し、夫と一緒に聞くようにしました。

❌ 失敗例④:生理が来たときの感情をぶつけてしまった

生理が来るたび「また今月もダメだった」と夫の前で泣いてしまい、夫も何と声をかけていいかわからず気まずい空気に。

改善策:「今は少し一人になりたい」と素直に伝えて、落ち着いてから話すようにしました。

学んだこと
これらの失敗から学んだのは、相手のペースを尊重することの大切さでした。
妊活への関わり方や理解度には個人差があります。
特に男性は、妊活の当事者意識を持ちにくいこともあるでしょう。
そんなとき、強引に巻き込もうとするのではなく、少しずつ理解を深められるよう、丁寧に情報を共有していくことが効果的だと感じました。

妊活で心が折れそうになったときの乗り越え方

妊活は、結果が見えない中で長期間続くものです。

検査で何も問題が見つからなかったとしても、毎月のリセットは本当にこたえますよね。

私も、「どうしてできないんだろう」「私に原因があるのかな」と、自分を責めてしまう日々が続きました。

そんなときに大切だったのは、「気分転換をすること」でした。

妊活に関係ない趣味や勉強、ちょっとした旅行、カフェでのおしゃべり、ドラマを一気見するなど、「妊活以外の時間」を持つこと。

「やってるよ!気分転換にならないんだよ!」

わかります。

自慢じゃないですが、筆者である私はとてもネガティブ思考で、気分転換なんてできませんでした。

しかしそれは当たり前のこと。

大事なのは気分転換になることではなく、『一瞬でも妊活のことを忘れる時間があること』なのです。

また、SNSやネットで同じように妊活している方の体験談を読むのも心の支えになりました。

共感できる言葉があるだけで、「私だけじゃない」と思える瞬間が増えたように感じます。

妊活を通して見えた夫婦のかたち

妊活は、私たち夫婦にとって「話し合う力」「寄り添う力」を育てる時間だと感じています。

子どもを授かることはもちろん大切だけど、その過程で「どう支え合っていくか」が、これから先の人生でも、ずっと2人で生きていく力になるのだと思いました。

この先何か壁にぶつかった時に、それを2人で乗り越えるために必要なことをたくさん学ぶことができている気がします。

正解なんてないし、思い通りにならないことも多い妊活だけど、「夫婦でやってよかった」と思える経験にできたことは、私にとってかけがえのない財産です。

さいごに|妊活は夫婦で支え合う時間

妊活は孤独にもなれるし、支えにもなれる。

私は「夫婦でできること」を少しずつ見つけていったことで、気持ちが軽くなりました。

どちらか一方が頑張るのではなく、「一緒に向き合っている」という感覚が、何よりの支えになったんです。

この文章が、今妊活に向き合っているあなたの心に、少しでもやさしく届いてくれたら嬉しいです。

無理をしないこと。ひとりで抱え込まないこと。

少し立ち止まって、深呼吸してみてください。

あなたのペースで、あなたたち夫婦の形で、歩いていけばいいと思います。

妊活は、夫婦で支え合いながら一歩ずつ進める、かけがえのない時間なのです。

人の体験に基づく内容であり、医学的助言ではありません。

◆たまには息抜きも必要です。私たち夫婦のデートプラン、よければどうぞ。

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私もまだまだ続いてます…あなたの妊活体験もぜひコメントで教えてください!

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