2人目不妊のつらい現実|排卵検査薬から不妊治療クリニックまでの実体験②

妊活

お読みいただきありがとうございます。

このブログでは、私が経験したこと、感じたこと、考えたことなどをありのままにお伝えしていきます。

妊娠出産においてつらく、苦しいご経験をされた人へ、「一人じゃない」ことを伝えたい。

実際私も辛い経験の中で、同じような経験をされた人のブログやSNSを読み漁り、そして救われました。

だからこそこうして伝えていきたいと思っています。

どうか少しでも、辛く苦しむ人へと声が届くことを願います。

中にはセンシティブな内容を含む文章がある場合がありますので、どうか無理せず、ご自身のお気持ちを優先していただければ幸いです。

2人目不妊で排卵検査薬を使い始めた理由

妊活を始めて3ヶ月が経った。また今月も妊娠できなかった…。

娘の時はすぐに授かれたのに、なぜ2人目はこんなに時間がかかるんだろう。

そんな思いから、タイミングがズレている可能性を考えて、排卵検査薬を使い始めることにした。

排卵検査薬の使い方と結果

排卵検査薬の使い方はそれほど難しくなかった。

  • 毎日同じ時間帯に検査を行い、判定線と同等または濃い線が出たら陽性
  • 陽性になったらタイミングを取り始める

自分に強い味方ができたように思えた。

でも、そう簡単にはいかず、排卵検査薬を使ってもそこからさらに3ヶ月間、妊娠することはなかった。

確認できていたこと

  • 排卵検査薬の陽性反応は問題なく、強陽性も確認済み
  • タイミングは陽性になりそうな時期から2日おき
  • 排卵は正常にできている
  • 基礎体温も二層性を保っている

現時点で考えられる原因はない。

じゃあなんで妊娠しないの…?

ただただ時間だけが過ぎていくのがどうしても嫌だった私は、妊活を始めて半年経った頃、クリニックに行くことを決断した。

2人目不妊で不妊治療専門クリニックへの通院を決意

ここで初めて脳内をよぎる『不妊』の文字…

他人事だと思っていたわけではない。

誰にでも可能性はあると思っていた。

思っていたけど…まさか自分が本当に『2人目不妊』だとは思いもしなかった…というのは、よくある話。

まだ半年…クリニックに行けば絶対すんなり授かるだろう。

「これをすれば、あれをすれば、次こそきっと…!」

何度こう思っては、妊娠検査薬の陰性を見てきただろうか。

不妊治療クリニックへ通い始めた最初の頃は希望に満ち溢れていた。

  • 病院なんだから、きっと妊娠させてくれるはず
  • 薬を飲めばきっと簡単に妊娠できるはず

こんな人任せな私の安易な考えは止まることはなかった。

2人目不妊の原因を調べる不妊治療検査

不妊治療は初めてだったため、東京都からの上限5万円の助成金を使って、検査をすることにした。

□受けた不妊検査一覧

  • 基本的な血液検査・ホルモン検査
  • 子宮卵管造影検査
  • 精液検査
  • フーナーテスト(ヒューナーテスト)

などの検査を行ったが、どれも良好な結果だった。

子宮卵管造影検査のゴールデン期とは

子宮卵管造影検査は、卵管に造影剤を通して卵管の通りを確認する検査。

この検査をすることで卵子が通りやすくなり、検査から半年は『ゴールデン期』と呼ばれている。

妊娠しやすい期間として期待していたが、ゴールデン期が終わっても妊娠することはなかった。

ゴールデン期じゃないのかよ!と、誰かに当たり散らしたくなった。

原因不明不妊の現実

こんなに検査しても何も異常がない。

「何もなくてよかった」という安心感と同時に、「何もないのに妊娠できない」という解決策のない現実が、とても辛く思えてしまった。

「せめて何か原因があればよかったのに。」

そんなことさえ思ったこともあった。

「ゴールがない」「解決策がない」

ゴールのないマラソンとはまさにこのこと。

この辛さが誰にわかるだろうか。

経験した人にしかわからない状況。

あまりに残酷な「不妊」という現実。

大抵のことは努力が結果についてくるものだが、妊娠に関してはそうはいかない。

何かのせいにできたらどれほど楽かと思ってしまうくらい、ゴールがないというのは残酷なものだ。

不妊治療専門クリニックでの医師との相性問題

幸せなことに、普段からあまり病院へ通院することがなかった私が、こんなに長く頻繁に通院したのは初めてのことだった。

不妊治療クリニックで感じたストレス

私が通院するうえで苦痛だったのは、先生との相性

2人目不妊治療をしている背景には、妊娠できないという大きな不安が伴うため、どうしても気持ち的に弱っている人が多いはず…

私もその一人だったので、気持ちが弱っている私には先生のドライな対応が少し苦痛に感じてしまった。

苦痛に感じた点

  • 内診時の声が小さく、いつ始まるか分からない
  • 専門家の意見を聞きたいのに、判断をすべて患者に委ねる
  • 知らないの?というような上から目線の発言
  • こちらから質問しない限り何も教えてくれない
  • 人工授精・体外受精にステップアップしないことへの不満
  • 他院受診を伝えた途端の冷たい対応

当時の私には通院がかなりストレスになり、あまりにも対応がひどいため、主人に一緒についてきてもらったこともあった。

主人も先生の態度に呆れ、病院を変えようと提案してきたほどだった。

わかる。

そんな先生はよくいることも、患者に判断を委ねることも、不妊治療専門クリニックに来ているのだからステップアップは当たり前でしょ?という先生の気持ちも。

だからこれは私には合わなかった、というだけ。

でも私は思う。

これって我慢するべきことなの?」と。

2人目不妊治療で転院を考えている人へ

私の娘の小児科の先生は患者思いだということが話し方から伝わってくる。

まず症状を聞き、診察し、自分の意見を述べたうえで、母親がどうしたいかを聞いてくれる。

やはり治療中は『心』が弱くなりやすいもの。

一人ひとり親身になって手を取れと言っているわけではない。

ただ、妊娠しないということが、子どもを望む人にとってどれほどストレスかということを、同じ女性として、不妊治療をする医師として、考えてほしいとは思ってしまう。

「女性として認められていないような」「人として否定されているような」気持ちにまでなってしまっていた私。

不妊治療専門クリニックは、授からずに悩んでいる人が行く場所で、通常のクリニックではなくあえて専門を選んでいるわけで…

だからこそ、自らストレスを溜めに行くのであれば、転院すべきだなと思った。

2人目不妊治療クリニック選びの重要性

不妊治療専門のクリニックは少ないのが現実。

私は幸運にも近くにあったが、中には何時間もかけて通っている人もいるとSNSで知った。

タイミング法でさえ定期的に通院が必要なのに、体外受精となるとかなりの頻度で通院が必要になることも。

それでも通院する理由はただ一つ…赤ちゃんが欲しいから。

そのためだけに、心も体も疲れながら必死でしがみつく。

だからこそ、不妊治療をする全ての人が、前向きであり続けられるような先生に出会えたらいいなと思う。

「諦めて」転院後の不妊治療クリニックで言われたこと

転院を決意した私は、不妊治療も行っている婦人科に通うことにした。

そこの病院の先生は男性で、事情を話して診てもらうことにした。

しかし最初に先生に言われたこう言われた。

「5回やってだめだったら転院してください。」

うちは不妊治療専門のクリニックではないから…先生には5回までしか診れないと言われた。

そんな初めから制限するような言い方をしなくても…と思ったが、でもここでも思うわけ。

「病院を変えたから次こそ大丈夫!」と。

しかし思うような結果にならず、その『5回目』はあっという間に来てしまい、私はとうとう頼るべき場所がなくなった。

本当にあっという間。

期待していた結果にはならなかった。

正直、心も疲れているため、見放されたように感じた。

何かにしがみついていることほど安心なことはないのだと思う。

妊活がつらくなった時期

主人は幸いなことに優しく協力的だが、そんな優しい主人に対しても「全てを理解してくれるわけではない」と、複雑な感情を抱いてしまっていた。

まさに「孤独」だったのだ。

病院にも思うようにサポートしてもらえず、ストレスが限界に来た私は、とうとう子作りをする行為すら辛くなってしまった。

子どもが欲しいのに行為が辛い。

身体的な問題も生じ、子作り以前の問題に。

今は妊活用のローションなども売っているため、一時期は使用をお願いした。

しかし、当時は自分が悪いのかもという主人のプライドもあったようで、あまり積極的に使用してくれず…

私から使用を促すのが少し億劫になった。

辛かった、確かに辛かったのだけど、これに付き合う主人も辛かったんだろうなと思う。

男の人にだってプライドはあるしね。

こういった行為に関してはデリケートな部分になるので、伝え方にすごく注意したのをよく覚えている。

かといって私も、「痛い、したくない、嫌だ」という感情を持ったまま行為をするのも苦しかった。

2人目不妊で試した「シリンジ法」という新たな希望

行為が辛いと感じていた時、「シリンジ法」という妊活スタイルをママリという記事で見つけた。

シリンジ法とは

シリンジ法とは、夫婦のタイミング法の一種で、特に性交痛がある方や、精神的・肉体的な理由で夫婦生活が難しくなってきた方に向いている妊活方法。

□シリンジ法

  • 男性が専用カップに精液を採取
  • シリンジ(針のない注射器のような器具)で吸い取る
  • 女性が自分で、または相手の助けを借りて膣内に注入する方法

病院で行う人工授精とは違い、自宅で気軽にできて、行為をする必要がない。

これならできるかもと思い、ウキウキで主人に提案してみた。

しかし主人の反応は意外なものだった…

次回:「2人目不妊のつらい現実|シリンジ法と温活で妊活を前向きに変えた体験談③」


この記事が、同じように2人目不妊で悩む方の心に少しでも寄り添えることを願っています。

あなたは一人じゃない。

一緒に前向きに歩んでいきましょう。

Arc & Bloom

コメント

タイトルとURLをコピーしました