親として、子どもの教育についての悩みは多いものです。
小さいうちから何かをさせたいと思っても、まず何をさせたらいいのか悩みますよね。
私は自分が勉強が苦手だったので、娘には『苦労をさせたくない』という思いが強く、生まれる前から幼児教育を考えていました。
勉強をするにはまず記憶力と、物事の構造を理解することが基礎として重要なのではないかと考えたからです。

でも幼児教室はたくさんあって、どれを選んだらいいかわからない…
そう思っていた私は、いろんな幼児教室の体験に行きました。
そして、基礎学力やコミュニケーション力、感性や想像力など、さまざまな能力を伸ばしたいと考える中で、私が注目したのが七田式教室でした。
私が実際に七田式教室に通わせてみて分かった特徴と、子どもの成長の様子を詳しくお伝えします。
七田式教室入会を検討されている方の参考になれば幸いです。
幼児期からの右脳教育を選んだ理由

子どもの教育について考え始めたのは、娘が生まれた時からでした。
幼児期の脳は「スポンジ」によく例えられますよね。
周りの情報や知識を、まるでスポンジが水を吸収するように、どんどん取り入れていく時期です。
この時期に適切な環境で育つことが、その後の成長に大きな影響を与えると考え、さまざまな教育方法を調べる中で、特に興味を持ったのが「右脳教育」という考え方でした。
なぜなら、私たちが学校で習ったのは一般的な左脳中心の学習。
一方、右脳は想像力、ひらめき力、イメージ力などの感性を磨くことで、心の成長につなげます。
右脳の活性化によって、子どもの能力を総合的に伸ばすことができるのです。
特に、幼児期の右脳は驚くべき能力を持っているという点が印象的でした。
たとえば…
- 瞬間的な記憶力
- 直感的な理解力
- イメージの定着力
これらは、大人では真似できないような能力が備わっているそうです。
普通の教育では育むことのできない、この時期だからこそできる教育を取り入れたいと考えたのです。
私は今娘に算数ができてほしいわけじゃない…
国語を学んでほしいわけじゃない…
これから人生でいろんなことを学んでいくうえで必要な脳の基礎を鍛えるために右脳教育を選んだのです。
七田式教室を選んだ決め手

数ある教室の中で七田式を選んだ最大の理由は、やはり「右脳教育」という他にない特徴的なアプローチでした。
一般的な幼児教室と異なり、七田式教室では右脳を活性化させる独自の教育法を取り入れています。
実際に行われる右脳教育
七田式教室で行われる右脳教育は、以下のような内容で進んでいきます。
たとえば…
- フラッシュカードを使った瞬間記憶の練習
- 箱の中には何が入っているのか、手をかざして中身を感じ取る
- 目を閉じて、先生の話を頭の中で想像する(「ご飯のいい匂いがしてきたよ!食べてみよう!」などリアルに五感を使う)
- 七田式独自の絵本の読み聞かせ
- 物が書かれたカードを25枚覚える(すべて関係ない物を自分の頭でストーリー仕立てに繋げて覚える練習)
まだまだ色々な活動がありますが、これらの右脳を使った活動を通じて、子どもの可能性を引き出していきます。
物事の覚え方、概念の作り方など、脳の基礎を作りような感覚…
読んだだけでは難しい内容もあったと思いますが、親も『これはどんな意味があってこれをするのか』と言う視点で参加すると、とても面白かったです。
教室の大きさ
意外なことに、教室の大きさも私の中では決め手の一つでした。
さまざまな教室の体験に行きましたが、ゆったりとした教室がほとんどの中、七田式教室は一つの部屋がとても狭かったのです!
子どもは目に入ってきたものに興味を示し、そこに向かって動いてしまいますよね。
他の教室で体験中に、先生の話に集中できず移動してしまう子をよく目にしましたが、七田式教室は、移動できるほど広くないサイズ感だったので、子どもたちが出歩く姿がありませんでした。
このポイントは見落としがちかもしれませんが、私の判断材料として重要だったのです。
子どもが集中できる環境づくり、それを徹底しているのが、七田式教室だったのです。
親から子への『愛』を重視する考え方
七田式教室では、レッスンの中盤や最後の挨拶が終わった後にハグをしたり、頭をなでてあげたりなど、子どもが親の愛を感じられるような瞬間をレッスン内にたくさん設けてくれているのです。
違う環境に飛び込んでも、親がしっかり見てくれていると子どもが感じることができれば、自己肯定感も上がり、どんな環境でも安心して自信を持つことができます。
そんな「愛」をモットーとした温かい指導方針も魅力的でした。
また、先生たちも叱ることや否定することなく、子どもの気持ちに寄り添いながら成長を支援してくれるので、小さな子どもにとって理想的だと感じました。
実際のレッスン内容と特徴

七田式の授業は前半が右脳トレーニング、後半が左脳トレーニングという構成になっています。
特徴的なのは、一つの活動が2分以内と短いこと。
子どもの集中力を考慮したこの時間配分により、飽きることなくさまざまな活動に取り組めます。
主な活動内容
- 日付と天気の確認:声に出して日付と天気を言います。カレンダーで指差しも行い、月日や曜日の概念を覚えます。
- 目の体操:かわいい人形を使って目を動かす練習を行います。頭を動かさずに目だけで人形を追いかけることで、目の筋肉を鍛えると同時に、集中力も養われます。
- 記憶トレーニング:6~12個の動物や果物の位置を10秒で覚える活動では、右脳の記憶力を刺激します。
- イメージトレーニング:箱の中に何が入っているかを想像する活動では、創造力を育みます。
- フラッシュカード学習:非常に速いペースで次々と示されるカードを見ることで、右脳で直感的に情報を捉える力を養います。
これらは基本として、そのほか毎週違った内容が追加されます。
一連の流れは毎レッスン同じです。
娘は1歳から通っていましたが、やはり幼いので自分が今何をしているかもわからない状態でした。
当たり前ですよね、1歳に曜日の概念はありませんので、それは仕方のないこと。
大事なのはその概念を植え付けさせること!
これが幼児教育なのです。
だからこそ、毎レッスン同じことをひたすら繰り返すことで、頭の中に概念が出来上がってくるのです。
通わせてみて感じた!子どもの変化と成長

七田式教室に通わせてみて、私が実際に感じた我が子の成長についてお伝えします。
幼児教育は、子どもが幼い分目に見える変化があるわけではないため、「本当に意味あるの?」と不安になることもあると思います。
ですが、子どもは確実に成長します。
子どもの脳はスポンジなのだと改めて感じる瞬間が来るので、ぜひ継続して続けてほしいです。
驚くべき記憶力の向上
通い始めて特に実感しているのは、娘の記憶力の向上でした。
たとえば…
- 2歳の頃、スーパーで「ママ、この前来た時は、このおかしはここになかったよね?」と物の場所を覚えていた
- 絵本を読み終わった後に「ここにいたのはだれ?」「来ていた服は何色だった?」などのクイズに毎回正確に答えていた
- 数ヶ月前に見た動物園での出来事を「あの時のゾウさん、こうだったよね」と、細かいしぐさまで覚えていた
日常生活でも、買い物先の商品配置や道順の記憶が正確になり、「この道、前と違うよ」「この店の看板、新しくなったね」など、大人が見落としがちな変化にも気づくようになりました。
「よく覚えてるね」という言葉を発することが本当に多くなり、5歳になった今ではトランプの神経衰弱も大人顔負けの記憶力です。
学習意欲と自信の成長
子どもの学習に対する姿勢も、大きく変化してきました。
特に印象的なのは、新しいことに挑戦する時の積極性です。
以前は少し躊躇していた娘が、今では「やってみる!」と前向きに取り組むようになりました。
これは、七田式教室での「できた!」という成功体験の積み重ねが、自信につながっているのだと思います。
教室では最初は難しそうに見える課題でも、先生の励ましと適切なサポートのおかげで、必ず達成感を味わえます。
この小さな成功体験が、学習全般への前向きな姿勢を育んでいます。
日常生活でのマナーと創造性
七田式教室では、「借りたものを、先生の向きに直して返す」というマナーを徹底して教えています。
もちろん最初のうちはわからず、何度も何度も親が協力していましたが、1年以内にはどの子も「借りたものは先生の向きに返すんだ」ということを理解し、自分でできるようになります。
はさみのような取り扱いに注意するものも、「メガネしてどうぞ」というように、はさみの指を入れる部分に目をあて、切る部分を握って相手に渡すという、相手のことを考えた行動も教えられます。
こういった基本的な礼儀作法も相手を思いやる気持ちも、レッスンから自然と身についてくるのです。
また、想像力や創造力も豊かになりました。
- お絵かきでは、以前より細かい表現が増えた
- お話を作る時には独創的なアイデアが出るようになった
- 「こんなのがあったらいいな」「これをこうしたらどうなるかな」と想像を膨らませる力がついた
私も日常的に、「どう思う?」「こうなったらどうなるかな?」など、七田式教室から学んだことを日常生活に組み込めるようになりました。
こういった能力は、左脳教育だけでは育たないのです。
七田式教室の費用とレッスン時間

幼児教室は高いとイメージされている方も多いのではないでしょうか。
決して安くはない習い事ですが、前述の通り、これから先の人生で必ず使う能力の部分を鍛えるため、ここは見逃せない習い事だと思っています。
私が通わせていた頃の実際の料金やレッスン時間は以下の通りです。
七田式教室の料金体系
正直にお伝えすると、七田式教室は決して安くはありません…
我が家が通わせていた頃は、七田式教材のサブスクリプションや毎レッスンで使う印刷代など含めて月に約2万円弱でした。
それ以外にも年度初めは教材の購入などがありました。
入会金、月謝、教材費など、家計にとってはそれなりの負担となります。
しかし、この時期にしかできない教育への投資として、我が家では優先順位を決めて調整しました。
※金額の改定もあるため、実際の金額は近くの教室に直接お問い合わせください。
レッスン時間と頻度
時間については、基本的に週1回50分のレッスンです。
この時間設定は、幼児の集中力を考慮して決められています。
予習や復習に関しても、強制されることはなく、その日の子どもの様子を見ながら無理のない範囲で進められるのが特徴です。
俳句や詩を覚えるとシールを貯めることができるという取り組みもありますが、必須ではありませんでした。
期限や強制がなかったので、我が家は娘のペースでシールを集めていました。
まとめ:七田式教室で子どもの可能性を引き出そう!

七田式教室での学びを通じて、最も重要だと感じたのは「楽しみながら学ぶ」という姿勢です。
子どもたちは、プレッシャーを感じることなく、伸び伸びと能力を伸ばしていくことができます。
記憶の器が小さければ、どれだけ物事を詰め込んでも溢れて流れてしまいますよね。
私はその器を広げてあげたくて幼児教育をすることに決めました。
七田式教室は、「愛情」を大切にしながら、右脳教育で子どもの可能性を広げてくれる、私の理想の幼児教育だと感じました。
また、継続は力なりということも実感しています。
まだ幼い分、地道な積み重ねが大切で、効果が目に見えて現れるものではないため、「本当に意味あるの?」と感じることもあるでしょう。
しかし子どもは必ず答えてくれます。
『できた!』と笑顔で振り返る子どもの顔を見ると、この体験が子どもの自己肯定感を上げてくれているのだと心から感じました。
焦らず、子どものペースに合わせて続けていくことで、確実な成長を実感できるはずです。
ぜひ実際の授業の様子や教室の雰囲気を体験してみてください。
七田式教室は、子どもの無限の可能性を信じ、その力を引き出すことを大切にしています。
幼児期だからこそできる教育を通じて、お子様の才能を伸ばしてみませんか。
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