
赤ちゃんにどんなおもちゃがいいんだろう?

知育ってよく聞くけど、何をすればいいの?
0歳から始めたほうがいいって聞いたけど、ちょっと焦る…
そんなふうに感じて、この記事を開いてくれたあなたは、すでに“知育の第一歩”を踏み出しています。
赤ちゃんの知育というと、おもちゃや教材、動画など、つい“何を与えるか”に意識が向きがち。
でも実はそれよりも大切なのが、“お子さんの内側にある力”を育てることなんです。
それは、将来の学びや生き方の「土台」となる力。
そしてこの「土台」は、0〜2歳の今、親との関わりの中でこそ育まれるものです。
🔦ここで、ちょっと想像してみてください。
✅お子さんが小学校に入学し、算数の時間に「これ、どういうこと?」と戸惑いの表情を浮かべている姿
✅国語の宿題で、いつまでも手が止まってしまっている姿
✅そして、周りの子がスラスラと問題を解いている中で、「どうして自分だけできないんだろう…」と、うつむいてしまう姿
残念ながら、今、こういった経験をして
「勉強が分からない」
「授業についていけない」
と悩む子どもたちが、とても増えているんです。
そして、一番つらいのは、そうした経験が積み重なることで、お子さんが「自分には価値がない」「どうせ僕(私)なんて…」と、大切な自信を失ってしまうこと。
一度失われた自信を取り戻すのは、本当に大変なことです。
まるで、建物が基礎工事なしに建てられるようなもの。
見た目は立派でも、ちょっとした揺れでグラグラしてしまい、やがて倒れてしまう危険があります。
お子さんの「学ぶ力」や「生きる力」も同じで、目に見えないけれど、しっかりとした「土台」がなければ、将来のどこかでつまずいてしまう可能性が高いのです。
お子さんには、どんな壁にぶつかっても、自分の力で乗り越え、自信を持ってキラキラ輝く人生を歩んでほしいと願うはずです。
実は、そのために「今」しかできない、絶対に後悔してほしくない大切なことがあるんです。
それが、お子さんの将来を支える「土台」となる本質的な力です。
そして、この本質的な力を育てるのが、他ならぬ「幼児教育」なんです。
大切なのは、今あるお子さんとの時間の「質」を少しだけ意識すること。
それだけで、お子さんの成長は大きく変わります。
ここからお話しするのは、
- 誰でも
- 家で
- 今日から
始められる、そしてお子さんの未来に本当に差がつく、大切な「本質」です。
子どもがつまずく本当の理由|「本質の力」が足りない

「勉強ができないのは、頭が悪いから」
「努力が足りないから」
そんなふうに思っていませんか?
でも実はそうじゃない。
本当の理由は、【学びの土台=見えない力】がまだ育っていないから。
これは、教育現場で長年働いている先生方からもよく聞く話です。
同じように教えているのに、すんなり理解する子と、なかなか理解できない子がいる。
その違いは、決してIQや才能の差ではありません。
幼児期に育っているべき「本質の力」の差なんです。
この力が十分に育っていれば、小学校に入ってからの学習も、まるでスポンジが水を吸い込むように、自然に身についていきます。
逆に、この土台が不安定だと、どんなに良い先生に教わっても、どんなに良い教材を使っても、なかなか身につかないのが現実です。
まるで、ぐらぐらした土台の上に家を建てようとしているようなもの。
だからこそ、小学校に入る前の今この時期に、この「本質の力」を育ててあげることが、お子さんの将来にとって何よりも大切なことなのです。
幼児期に育てたい6つの本質的な力

本質の力が必要なのはお分かりいただけたでしょうか?
ではその「本質の力」とは具体的にどんなものなのか見ていきましょう。
①記憶力 ~学びを蓄える「心の引き出し」~
■記憶力とは
新しい情報を頭の中にしまい、必要な時に取り出せる力です。
よく「記憶力=暗記力」と思われがちですが、実はもっと奥が深いんです。
■なぜ大切なのか
- 算数:「3+2=5」という基本の計算を覚えているから、次の問題に進める
- 国語:ひらがなを覚えているから、文章が読める
- 理科:「氷は溶けると水になる」を覚えているから、次の実験が理解できる
記憶力は「知識を積み重ねる土台」。
新しいことを学ぶとき、必ず前に覚えたことを使うしかないのです。
■ではどう育てるか
- 同じ絵本を何度も読む(繰り返しが記憶を定着させる)
- 歌やわらべ歌を一緒に歌う(リズムと一緒だと覚えやすい)
- 「昨日何して遊んだっけ?」と思い出すゲーム
- 散歩で見たものを家で「今日は○○を見たね」と振り返る
【記憶力は『かばんの大きさ』で考えてみる】
たとえば「大きいかばん」にはたくさんのものが入るが、「小さいかばん」にはあまりものは入らないですよね。
この当たり前の考え方はまさに記憶力も同様に考えられるのです。
今この「記憶力」を育てるには、『記憶のかばんを大きくしてあげること』が大切なのです。
②想像力 ~見えないものを心に描く力~
■想像力とは
目の前にないものを頭の中で思い描く力。
「もしも」や「きっと」を考える力です。
■なぜ大切なのか
- 算数:文章問題で「リンゴが3個あって…」の場面を頭に浮かべられる
- 国語:物語の主人公がどんな気持ちか想像できる
- 理科:「もし氷がなかったら?」と予想を立てられる
- 社会:昔の人の暮らしを想像できる
想像力があると、抽象的な内容も「自分の世界」として理解できるようになります。
■ではどう育てるか
- 「もしも空を飛べたら?」などの想像遊び
- 絵本を読んで「この後どうなると思う?」と問いかけ
- お絵かきや粘土で自由に表現させる
- 雲の形を見て「何に見える?」ゲーム
③語彙力 ~思考と表現の道具~
■語彙力とは
知っている言葉の数と、それを適切に使える力。
「言葉の引き出し」の豊かさです。
■なぜ大切なのか
- 国語:豊富な言葉を知っていると、文章の内容がよく分かる
- 算数:「合わせて」「違いは」など、問題文の意味が理解できる
- 理科・社会:専門用語を覚えるのが楽になる
- 友達関係:自分の気持ちを正確に伝えられる
語彙力は「考える道具」。
言葉を知らないと、複雑なことを考えるのが難しくなります。
特に子どもは、自分の気持ちがなかなか相手に伝えられなくてイライラすることが多いですよね…
自分の気持ちを言葉で伝える力も、言葉をどれだけ知っているかに影響するわけなのです。
■ではどう育てるか
- たくさんの絵本を読み聞かせる
- 日常会話で「それって○○みたいだね」と例える
- 子どもの発言を「つまり△△ということね」と言い換える
- 感情を表す言葉を豊かに使う(「嬉しい」だけでなく「ワクワクする」「ほっとする」など)
④思考力 ~筋道を立てて考える力~
■思考力とは
物事を順序立てて考えたり、原因と結果を結びつけたり、比較したりする力。
「考える型」を身につける力です。
■なぜ大切なのか
- 算数:「なぜこの答えになるのか」を説明できる
- 国語:「主人公がこう行動したのはなぜか」を考えられる
- 理科:「こうなったのは、こういう理由があるから」と推理できる
- 日常生活:問題が起きたとき、解決方法を考えられる
思考力があると、ただ暗記するだけでなく「理解して覚える」ことができます。
■ではどう育てるか
- 「なんで?」「どうして?」の質問に一緒に考える
- 料理のお手伝いで「次は何をするんだっけ?」と手順を意識させる
- パズルやブロックで試行錯誤する体験
- 「AとB、どっちがいいと思う?なんで?」と選択の理由を聞く
⑤表現力 ~心の中を外に出す力~
■表現力とは
自分の考えや気持ちを、相手に分かるように伝える力。
言葉だけでなく、絵や体で表現することも含みます。
■なぜ大切なのか
- 国語:作文で自分の体験や考えを書ける
- 算数:「どうやって解いたか」を友達に説明できる
- 理科:実験の結果を発表できる
- 友達関係:「一緒に遊ぼう」「それは嫌だ」を適切に伝えられる
表現力があると、学んだことを「アウトプット」して、より深く理解できるようになります。
■ではどう育てるか
- 「今日何が楽しかった?」と体験を聞く
- お絵かきの作品について「これは何?」と聞いて話を聞く
- 身振り手振りで気持ちを表現する遊び
- 「ママにも教えて」と子どもに先生役をやってもらう
⑥自己肯定感 ~「自分はできる」という心の土台~
■自己肯定感とは
「自分は大切な存在だ」「自分にはできる力がある」と信じられる心の強さ。
失敗しても「また頑張ろう」と思える力です。
■なぜ大切なのか
- 難しい問題に出会っても「きっと解ける」と挑戦できる
- 間違えても「次は気をつけよう」と前向きになれる
- 友達関係で「自分の意見も大切」と思える
- 新しいことを学ぶとき「面白そう!」と興味を持てる
自己肯定感は他の5つの力を支える「心の土台」。
これがあることで、すべての学びが積極的になります。
ちなみに…
自己肯定感と性教育も、実はとても親密な関係なのです。
自己肯定感を上げさせたいと思うママは
「性教育はなぜ必要なのか?9割の人が勘違いしている性教育の本当の目的」も絶対読んでね!
■どう育てるか
- 小さなことでも「できたね!」「頑張ったね!」と認める
- 結果より過程を褒める(「10点取った」より「最後まで諦めなかった」)
- 子どもの気持ちを受け止める(「悔しかったね」「嬉しかったね」)
- 「ママはあなたが大好き」という無条件の愛情を伝える
【これら6つの力はつながり合っている】
この6つの力は、それぞれが独立しているのではなく、お互いに影響し合って育っていきます。
たとえば、絵本を読むという一つの活動でも
- 新しい言葉を覚える(語彙力・記憶力)
- 物語の世界を想像する(想像力)
- 「なんでこうなったんだろう?」と考える(思考力)
- 感想を話す(表現力)
- 「面白い本を読めた」と満足する(自己肯定感)
すべての力が同時に育っているのです。
だからこそ、特別なことをしなくても、日常の関わり方を少し意識するだけで、お子さんの中でこれらの力がバランスよく育っていくのです。
「土台」が育たないとどうなる?

もし、こうした力が十分に育たないまま小学校に入学したら、どんなことが起こるでしょうか。
まず、「授業が理解できない」という状況が生まれます。
先生の説明を記憶に留めることができず、「さっき何を言っていたっけ?」となってしまいます。
次に、「宿題に集中できない」という問題が出てきます。
5分も集中が続かず、気がつくと全然違うことを考えている。
そんな状態では、宿題も思うように進みません。
そして、「覚えられない」という壁にぶつかります。
漢字を覚えようとしても、計算の仕方を覚えようとしても、記憶力の土台ができていないので、なかなか頭に残らないのです。
さらに深刻なのは、こうした体験を重ねることで、お子さん自身が「自分はできない子なんだ」と思い込んでしまうこと。
自己肯定感が下がり、「どうせ自分なんて…」という気持ちになってしまいます。
すると、
「わからない」→「つまらない」→「やる気が出ない」→「もっとわからない」
…という【負のループ】に陥ってしまうのです。
このループは、一度入ってしまうと抜け出すのがとても困難です。
でも、幼児期にしっかりとした土台を作っておけば、このループとは正反対の【正のループ】を作ることができます。
「わかる」→「楽しい」→「もっとやりたい」→「もっとわかる」
…というループです。
このループを作る一番の方法こそが、幼児期の「土台作り=幼児教育」なのです。
幼児教育は”先回りのサポート”〜気づいた「今」がタイミング~

0〜3歳は、脳が最も急速に発達する「黄金期」と呼ばれています。
脳科学の研究によると、この時期の脳の発達スピードは、人生の中で最も速いことがわかっています。
特に、シナプス(神経細胞同士をつなぐ部分)の数は、3歳までに爆発的に増えます。
このシナプスの数が多いほど、情報処理能力が高くなり、学習能力も向上します。
つまり、この時期に豊かな刺激を与えてあげることで、お子さんの脳は飛躍的に発達するのです。
そして、この時期に育てられた力は、将来にわたって揺るぎない土台となります。
逆に言えば、この時期を逃してしまうと、後から同じような効果を得るのは難しくなります。
もちろん、4歳を過ぎたら手遅れというわけではありませんが、0〜3歳の吸収力と比べると、その効率は格段に下がってしまうのが現実です。
「まだ小さいからいいや」
「もう少し大きくなってから考えよう」
そう思って先送りにすると、この貴重な黄金期を逃してしまうかもしれません。
でも!これを読んでいるあなたは違います。
今、この瞬間に気づいたということは、まだ間に合うということ。
逆に言えば、気づいた今こそが「未来を変える最大のチャンス」なのです。
明日から始めるのではなく、今日から。
今日この瞬間から、お子さんとの関わり方を少しだけ意識してみてください。
その小さな変化が、お子さんの人生を大きく変える第一歩になります。
まとめ|大切なのは【本質の力を育てること】

幼児教育は、何か特別な人だけができるものではありません。
高額な教材も、有名な教室も必要ありません。
お子さんとの毎日を、少しだけ意識してみること。
お子さんの小さな発見を一緒に喜ぶこと。
お子さんの「なんで?」「どうして?」に一緒に考えてみること。
たったそれだけで、お子さんの未来は大きく変わります。
今日のその一歩が、お子さんの一生を支える土台となるのです。
「うわ、幼児教育ってやらなきゃヤバいかも…!」
そう思ってもらえたなら、今日がその第一歩の日です。
明日からではなく、今日から。
でもここでもう一つ伝えたいことがあります。
それは、実際に私が通わせていた幼児教室のことです。
幼児教育に興味はあっても、なかなか自分でこの「本質の力」を育てるのは難しいですよね。
そこで、私が実際に選んだ幼児教室ではどんなことをやっているのか?
どんな教室を選べばいいのか、何を基準に見ればいいのかなどなど、私の体験談をこれからご紹介していきます。
私自身も最初はまったく分からず、いくつかの教室を見学し、子どもの反応やカリキュラムを細かくチェックしました。
幼児教室がただの習い事ではなく、子どもの可能性を広げる大切な場になることを、ぜひ知っていただきたいと思います。
これからはそのリアルな体験談をお届けしますので、楽しみにしていてくださいね。